レーシックの合併症と受けられない条件
LASIKは角膜にフラップを作り、レーザーで角膜実質の一部を切除して屈折を変える手術です。日本眼科学会の一般向け解説とガイドラインに書かれている合併症を、費用比較の前に確認します。
情報の確認日:2026年10月13日
手術の仕組み
日本眼科学会の解説では、LASIKはフェムトセカンドレーザーで角膜表層にフラップを作り、めくって露出した角膜実質にレーザーを照射して屈折力を変える手術とされています。局所麻酔で数分程度の手術です。主な対象は軽度〜中等度の近視・遠視・乱視です。
報告されている合併症
| 時期 | 日本眼科学会が挙げている内容 |
|---|---|
| 術中 | まれにフラップがうまく作製できないことがある |
| 術後(比較的よく説明されるもの) | ドライアイ、グレア・ハロー(光がにじんで見える)、過矯正、低矯正 |
| 術後(頻度は低いもの) | 複視、惹起乱視、感染、角膜混濁、上皮迷入など |
| 経過 | 術後、元の屈折状態に戻ってくることがある |
ガイドライン第8版も、術後の経過観察で感染、グレア・ハロー、角膜拡張(ケラトエクタジア)などに注意するよう求めています。
受けられない・注意が必要とされる人
学会の解説は、角膜が薄い人、円錐角膜の人、遺伝性の角膜変性症の人はLASIKを受けられないとしています。さらに、自己免疫疾患、免疫抑制状態、重度のドライアイ、ぶどう膜炎や角膜感染症の既往、緑内障・白内障、強い近視、瞳孔径が大きい人、角膜ジストロフィの人やその家族歴がある人は、注意が必要または禁忌と考えられるとしています。
2013年の注意喚起との関係
消費者庁と国民生活センターは2013年12月、レーシック手術の危害情報をもとに注意喚起を行い、最も多い自覚症状は過矯正による遠視だったと公表しました。詳しくは 2013年の注意喚起 にまとめています。
費用を見るときに合わせて確認すること
- 低矯正・戻りがあった場合の再手術(追加矯正)が保証に含まれるか、期間と条件
- 再手術には十分な角膜厚が残っていることが前提になること(ガイドライン)
- ドライアイ等で術後の通院が増えた場合の診察・点眼薬の費用
- SMILEは再度のSMILEによる再矯正ができないと学会解説にあること(SMILEの費用と特徴)
相談先・申込先の選び方
説明を受ける際は、自分の角膜厚・角膜形状の検査値で、どの合併症についてどの程度の注意が必要かを具体的に尋ねます。手術後に体調や見え方の不安が続く場合は、手術を受けた医療機関に連絡し、必要に応じて別の眼科で診察を受けてください。契約や返金のトラブルは消費者ホットライン188で最寄りの消費生活センターにつながります。
- 日本眼科学会:LASIK(一般向け解説)
- 日本眼科学会 屈折矯正委員会:屈折矯正手術のガイドライン(第8版)PDF
- 国民生活センター:レーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けましょう!(2013年12月4日)
- 消費者庁:消費者ホットライン188
確認日:2026年10月13日。合併症の説明は一般的な内容です。個別のリスクは担当医の説明で確認してください。
費用だけでなく、相談先と注意点も知りたいね。