2013年のレーシック注意喚起で示されたこと
消費者庁と国民生活センターは2013年12月4日、「レーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けましょう!」と題する注意喚起を公表しました。10年以上前の資料ですが、広告の読み方や事前説明の確認点は現在も参考になります。
情報の確認日:2026年10月13日
公表の概要
| 項目 | 公表資料の内容 |
|---|---|
| 公表日・公表者 | 2013年(平成25年)12月4日、消費者庁・独立行政法人国民生活センター |
| 危害情報 | 事故情報データバンクにレーシック手術に関する危害情報が80件(2013年11月8日までの登録分) |
| 多かった症状 | 過矯正による遠視が最も多く、頭痛や吐き気で日常生活に支障が出た例もある。ほかに乱視、光のまぶしさ、ドライアイ、目の痛みなど |
| 手術のきっかけ | 医療機関がインターネットで発信する情報が主な情報源で、約4割がそれをきっかけにしていた |
アンケート調査の結果
レーシック手術を受けた人へのアンケート(600人)で、公表資料には次の割合が示されています。
| 質問 | 割合 |
|---|---|
| 希望した視力になった | 74.3%(446人) |
| 手術後に視力以外の症状や不具合が生じた | 43.2%(259人) |
| 手術後一定期間の検査を受けていない・受けなかった | 33.5%(201人) |
この数値は2013年時点のアンケートで、現在の機器や術式の成績を示すものではありません。一方で、術後検査を受けなかった人が3分の1いたという結果は、術後検診の回数・期間・費用を事前に確認する意味を示しています(術後検診の回数と費用)。
消費者へのアドバイス(要旨)
- 思った視力が出ないだけでなく、根本的な治療が困難な症状が起きることがある
- 手術前の検査結果をもとに、考えられるリスクについて十分な説明を求める
- ウェブサイトの施術数や有名人のコメントは、必ずしもその医療機関の施術能力を反映するものではない
- 眼鏡やコンタクトレンズで不便を感じていない場合は、手術が本当に必要か慎重に検討する
資料では、日本眼科学会の指摘として「レーシック手術で削った角膜は元に戻らない」ことも紹介されています。
その後の広告ルール
医療機関のウェブサイトは、現在は医療法の広告規制の対象として扱われ、体験談や治療前後の写真、他院より優れているとする表現には制限があります。広告の読み方は 医療広告の読み方 にまとめました。
相談先・申込先の選び方
手術後に気になる症状がある場合は、まず手術を受けた医療機関、または別の眼科を受診してください。費用の返金や契約内容のトラブルは消費者ホットライン188から消費生活センターに相談できます。医療機関の広告に疑問がある場合は、厚生労働省の委託事業である医療機関ネットパトロールに情報提供できます。
- 国民生活センター:レーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けましょう!(2013年12月4日)
- 消費者庁・国民生活センター 公表資料(平成25年12月4日、名古屋市掲載PDF)
- 消費者庁:消費者ホットライン188
- 厚生労働省 委託事業:医療機関ネットパトロール
確認日:2026年10月13日。アンケートの割合は2013年の公表資料の値です。
費用だけでなく、相談先と注意点も知りたいね。