年齢の目安は資料ごとに違う
「何歳から受けられるか」は、術式と資料によって書き方が異なります。ガイドライン、添付文書、医療機関の案内を並べると、確認すべき点が見えてきます。
情報の確認日:2026年10月13日
資料ごとの年齢の記載
| 方法 | 資料 | 年齢の記載 |
|---|---|---|
| LASIK・PRK等 | 屈折矯正手術ガイドライン第8版 | 18歳以上 |
| SMILE | 屈折矯正手術ガイドライン第8版 | 18歳以上 |
| 有水晶体眼内レンズ | 屈折矯正手術ガイドライン第8版 | 原則21〜45歳。老視年齢の人は慎重に |
| ICL(アイシーエル) | PMDA掲載の添付文書 | 使用目的は21歳〜45歳。21歳未満は禁忌 |
| ICL | 先進会眼科のICLページ | 「18歳以上の方にお受けいただけます」と記載 |
| オルソケラトロジー | オルソケラトロジーガイドライン第2版 | 20歳以上が原則、20歳未満は慎重処方 |
年齢の違いをどう扱うか
ICLについては、添付文書が21歳未満を禁忌とし、ガイドラインも原則21〜45歳としている一方、医療機関によって案内の表現が異なる場合があります。20歳前後で検討している場合は、適応検査の予約時に、添付文書の使用目的との関係と、医師がどう判断するかを確認してください。
18歳以上とされる理由
ガイドラインは、手術を受ける本人が十分に判断できることと、遅れて進む近視があることを考慮して、エキシマレーザー手術とSMILEを18歳以上としています。手術後も近視が進むことがあるため、術前1年以内の屈折変化(ICL添付文書では0.50Dを超える変化が禁忌)も確認されます。
40代以降で検討する場合
ガイドラインは、3D以内の近視を矯正した場合に老視の年齢で不利益が生じる可能性を説明するよう求めています。近くを見る機能の変化や、将来の白内障手術との関係は、検査結果をもとに医師に確認します。有水晶体眼内レンズでは、老視年齢の人は加齢による水晶体の変化に注意が必要とされています。
ICLの費用427,000円を、45歳で受けて75歳までの30年で割ると年あたり約14,233円、25歳で受けて75歳までの50年で割ると年あたり8,540円です。これは費用の割り算にすぎず、レンズの摘出や白内障手術の可能性・費用は含みません。
相談先・申込先の選び方
年齢が条件の境目にある場合は、複数の医療機関の適応検査結果と説明を比べるのも一つの方法です。未成年が検討する場合は、保護者が説明に同席し、同意書の内容を確認します。医療機関の検索には医療情報ネット(ナビイ)を使えます。
- 日本眼科学会 屈折矯正委員会:屈折矯正手術のガイドライン(第8版)PDF
- PMDA:アイシーエル 添付文書(承認番号22200BZY00001000、2025年3月 第10版)
- 日本眼科学会:オルソケラトロジーガイドライン(第2版)PDF
- 先進会眼科:ICL(料金・流れ・合併症の記載)
- 厚生労働省:医療情報ネット(ナビイ)
確認日:2026年10月13日。医療機関の案内は変更されることがあります。
費用だけでなく、相談先と注意点も知りたいね。